棘上筋(Supraspinatus muscle)

久しぶりのブログです。なかなか継続は難しい・・・。

時間がないことを言い訳にせずコツコツ続けていきたいと思います。

今日は棘上筋について簡単にまとめます。

文字ばかりで見にくいですがご了承ください。

 

~棘上筋について~


起始:棘上筋膜、棘上窩
停止:上腕骨大結節上部
神経:肩甲上神経(C₄~C₆)
作用:肩関節外転


棘上筋には肩関節外転のほかにも
上腕骨頭を上方へ転がす
上腕骨頭を関節窩に圧迫
過剰な上腕骨の上方並進の制御 等の働きがある。


棘上筋は腱板筋群の1つであり、基本的な機能は肩甲上腕関節における自然の安定性の不十分さを代償することである。


肩関節外転の際、三角筋の収縮により上腕骨の上方移動が起こる。それと同時に棘上筋の収縮により上腕骨頭を上方へ転がすとともに、上腕骨頭の上方並進を制御している。


肩関節外転の際、広背筋や大円筋等の他動的に生じる伸長力も上腕骨頭の下方への方向付けに作用している。これらの他動的な力は三角筋の収縮力を中和するのに役立っている。


これらの力を欠いた場合、烏口肩峰アーチに対して骨頭は上方へ移動し、挟み込みが起こる。これらはインピンジメントと呼ばれ、腱板断裂の原因の1つとなりうる。